「氣」について その7

みなさんこんばんは。

栃木県・小山市の首肩こり・頭痛専門の天恵堂治療院 福田です。

朝晩の冷え込みが大分、強くなってきましたがみなさん元気にお過ごしでしょうか。今日くらいの気候が本来の立冬時候の気候だなぁとしみじみ感じております。異常気象は困ってしまいますが昨日までは暖かくて過ごしやすかったですね。

今日は特に治療で嬉しいことがありました!ご高齢で重い病気とお怪我の既往歴がある患者さんで最近、病気・怪我など様々な理由により身体活動量の低下、気血の巡りの低下などがあり、痰(たん)が絡み、呼吸が困難となる症状が出ていましたが痰(たん)の誤嚥も減少し発声も大きくスムーズに回復されていました。痰(たん)や飲食物の誤嚥は死亡リスクもあり、就寝中に起こると熟睡できず、自律神経反応で急激に血圧上昇が起こったり、生活リズムにも悪影響が出てしまい、身体も脳も休まらない・・・という悪循環が続きかねず大変心配していましたが、睡眠状態が改善されたようで患者さんの顔色も良く元気になり発声もしっかりできるようになったので患者さんとの会話を楽しむことができました。やっぱり患者さんが元気になってくれるとホントに嬉しいですね。

では今日も「氣」について書いていきます。

1:元氣 (原氣)

2:先天の氣

3:後天の氣

4:真氣

5:宗氣

6:営氣 (栄氣)

7:衛氣

8:臓腑の氣 (五臓六腑の氣)

9:経絡の氣

9種類の様々な「氣」をご紹介してきましたが、最後になる8:臓腑の氣 (五臓六腑の氣)をご紹介していきます。

8:臓腑の氣 (五臓六腑の氣)

大まかに言うと五臓六腑に分配された氣を臓腑の氣と言い、それぞれ臓腑の特有の機能を発現させる氣(エネルギー)になります。

1:心氣

血脈を主る=水穀の氣を温めて血を生成する、またポンプ作用で血を運行させる、脈(血管)に円滑に血が流れるよう管理している

神明を主る=精神・意識・思惟など精神思惟活動を司り、意識・思考を清明に保つ

2:肺氣

氣を司り、呼吸を主る=全身の氣(宗氣)の根源を主り全身に氣を巡らせる、呼吸運動そのものの働きを主る

宣発・粛降を主る=宣発で上向き・外向きに氣・水穀の氣・津液(水分)を体内に散布すし、粛降で氣機(氣の動き)を収斂(まとめる)し清粛通降(下の方まで全身に巡らせる)させる事を主る。上・外向きの作用と下向きの作用が協調し制約され陰陽バランスを保っている。

水道を通調する=呼吸運動でも水蒸気として水分を発散させたり、汗孔(汗腺)の開閉を通じて汗液の排泄を調節する働き。また肺氣の粛降作用により体内で使われた津液(水分)を膀胱に運ぶ働きがある。

3:脾氣

運化を主り・後天の本=運は運ぶ・輸送の意味で、化は生化(=ある物質から他の物質を生み出す)作用。運化では水穀の氣(精微)=後天の氣、水湿の二つを運ぶ。

生血・統血=飲食物から水穀の氣(精微)=エネルギー・栄養を吸収し血を生む、また血が脈・血管から漏れ出ないように留める働き

昇清を主る=水穀の氣(精微)=エネルギー・栄養を肺の臓に上昇・運輸する働き、また内臓が下がらないように上向きの力で支える。

肌肉・四肢を司る=飲食物から水穀の氣(精微)=エネルギー・栄養を吸収し全身を栄養する。

4:肝氣

疏泄・条達を主る=疏は疎通を、泄は昇発(上に発する)、宣泄(ひろく、もれる、ぬける)=上や外に広がる、条達は樹木が枝や葉を上に外に大きく伸ばし広げる現象に例えている。肝の疏泄は主に氣機(氣の動き、運動)の調暢に関与している。

1、全身の氣機(臓腑、氣血、経絡、器官の活動)2、運化の疏調(水穀の氣=精微、胆汁の分泌など)3、情志(感情)の調暢(感情をのびやかに表出)

血を蔵す=血液を貯蔵し、必要な臓器に分配する、月経や出血、筋肉や内臓の栄養にも関係が深く、血自体が不足したり、分配が上手く機能しないと目がかすむ、足がつる、ひきつりなどが起こる。

筋を主る=全身の筋肉(運動)を司る。筋と血が協調して巡り働く事で全身の運動が円滑に行われている。

眼に開竅する=肝の氣は眼に通じている。そのためPC・スマホなどで酷使すると氣血を消耗し眼がかすんだりぼやけたりする。

5:腎氣

生理機能=精(=先天の氣)を蔵し、生殖・発育を主り、先天の本である。先天の氣(両親から受け継いだ氣)は生命の根源、大元であり、成長・発育・生殖の根本的な物質的基礎であり生命活動の原動力ともなる。そのため尽きないよう後天の氣の補充が必要になる。特に妊娠・出産・発育・成長・生命力そのものなど大きな働きを主る。もちろん赤ちゃんを授かりたいご夫婦には大変な影響があります。

水を主る=全身の水液代謝を調節する。おしっことして排出して全身の水分量を調整しています。

納氣を主る=吸氣を主ります。特に吸う方で、腹式呼吸をするときに働きます。おへその下を臍下丹田といい氣の治まるところになりますが、腎の納氣作用が働く事でしっかりとおへその下に氣(空気)を取り込むことができます。

骨を主り、髄を生ず=腎氣(先天の氣)が生長・発育を促進することで骨髄・脳髄が充実する。腎氣が衰えると骨が脆くなり、脳髄が栄養されなくなると記憶力減退・眩暈などが起きやすくなる。骨粗鬆症や認知症が浮かびますね。

二陰を主り、開闔を司る=二陰=尿道・肛門の開閉を司る、大便や小便の排泄を調節する働き。

それでは長くなりましたので次回は六腑はご紹介します。

肩こりでお困りのみなさん!本格的な冬に入り寒さが厳しくなっていますのでくれぐれもお身体を冷やさないようにお気をつけてお過ごしください。風邪をひいて元々お持ちの症状が悪化されている方が増えております!

い症状からお身体を解放して優しく明るい“本来のあなた”を取り戻しましょう!

人間に遅すぎるという事はありません!「今日は残りの人生の最初の日」です!みなさんならできます!自分の人生を自分の手で創っていきましょう!

みなさんを好調にして生涯現役でご自身の人生を楽しんでもらい、栃木を!日本を!世界を!良くしたいという野望を燃やす熱血院長でした。

参考図書:基礎中医学 燎原

天恵堂治療院
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院長 福田 恵一