「氣」について その8

みなさんこんばんは。

栃木県・小山市の首肩こり・頭痛専門の天恵堂治療院 福田です。

今日は暖かな日差しと、肌寒さ、強い風と本来の日本の秋らしい天候になりましたね。患者さんのお宅の干し柿もしっかり乾燥して美味しそうにできていました!私はホントに干し柿が好きなので気持ちばかりが焦っておりましたがっ!ついに今日、朝と昼休みに「マイ干し柿」を干しました~!

今年は実家の渋柿が大不作で実らなかったので急遽、農産物の直売所で渋柿を購入したのですが、非常に大きく立派な渋柿で、干しても重みで落ちないか心配するほど大きいのですが無事に全部、干しました。今年も干し柿好きの患者さんと味わいたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日も昨日の続きで、最後になる8:臓腑の氣 (五臓六腑の氣)の六腑の氣をご紹介していきます。

実はこの六腑の氣というのは五臓の氣と異なり、具体的な記載や説明が少ないんですよね・・・。私の解釈では五臓が主(メイン)で六腑が従(サブ)という印象もありますし、六腑は基本的には飲食物の通り道と考えているので全体が似たような働きをしているので、それほど個別の説明が少ないのかな?と感じています。

もちろん六腑、一つ一つの働きや役割などは具体的に記載がありますが、「六腑の氣」としては具体的な記載や説明が少ないという意味です。中には胃の腑や胆の腑のように胃氣、胆氣など個別の氣を持つ腑もありますが、概ねその腑が持つ機能を発揮させるエネルギー=氣と考えておりますので、個別の氣がない腑については簡単に腑の機能をご紹介いたします。

六腑の氣=腑氣

六腑に分配された氣、それぞれの機能を発現させるための氣。

1:胃氣(胃の氣)

生命力そのものを示す氣=東洋医学では後天の氣(エネルギー)を生み出す大元は、飲食物を消化・吸収する「胃」こそが生命力の源だと考えていますので、胃氣=生命力そのものを現わしているとなります。

水穀の受納と腐熟を司る=水穀(飲食物)を受け入れ・収める胃袋としての働き、腐熟=消化する働き。

通降を司る=消化した水穀(飲食物)を胃の下につづく小腸に降ろす働き。

※表裏関係の脾氣と胃氣を合わせて中氣=中焦の氣と呼ぶ。脾の臓、胃の腑、小腸の腑、大腸の腑など消化器系全体の氣の事を中氣と言い働きは消化・吸収・運化・昇清・降濁などすべての働きに大きく関与する。

※中焦=人体(胴体)の中部で消化に大きく関連する脾の臓、胃の腑が収まる部位。

2:胆氣

胆汁の貯蔵・排泄=胆汁は肝の精氣から化生(生まれかわった)「精汁」で「肝の余氣」とも言われ、脾胃の運化を補助する重要な働きを持つ。胆汁の生成と排泄は肝の臓の疏泄により調節されている。肝の臓・胆の腑に失調が起こるとお腹が張る、下痢する、口が苦くなったり、胃液の上逆などが起こりやすくなる。

決断を主る=決断力に優れた人を「胆力」があると言われるように、決断を下す働きがあります。

「胆の腑は中正の官(現代の裁判官)、決断出ず」と言われています。

3:小腸

受盛の官、化物を主る=胃の腑で腐熟された水穀の精微(氣)の濁(陰)の部分を受け入れる。

清濁を泌別する=化物を主るの具体的な働きにあたります。胃の腑から受け取った水穀の精微(氣)の濁(陰)を受け取り、その水穀の精微(氣)の濁(陰)をさらに清(陰の中の陽)=清らかなもの、濁(陰の中の陰)=残渣・残りかす、とに分別する働き

精(陰中の陽)=清らかなものは脾の臓に送られエネルギーになる。濁(陰中の陰)=残渣・残りかすの水分は膀胱に、固形分は大腸に送られる。

4:大腸

糟粕の伝導を主る=糟粕=濁(陰中の陰)=残渣・残りかすの内の固形分から更に水分を吸収し脾の臓に送り、更に残った糟粕=残渣・残りかすを大便として肛門から排出する、残りかすを大便として伝え・導く働き。

※伝導の働きは胃氣の降濁作用の延長であり、肺の臓の粛降(下に下す)、腎の臓の氣化(変化させる)働きとも密接に関連している。

津を主る=津(清らかなサラサラした水分)=有益な水分を吸収する働き。この働きが低下すると水分吸収ができず下痢傾向になり、熱を生む食物(ニンニク・牛肉・濃い味付けなど)の摂取などで大腸に熱が籠ると水分吸収が過剰になり大便が乾燥し便秘傾向になる

5:膀胱

尿液を貯蔵・排泄する=脾の臓・胃の腑、肺の臓、腎の臓、小腸の腑、大腸の腑などの働で膀胱に送られる、その膀胱に貯蔵された水液を腎の臓の氣化の働きで、清らかな水液は蒸騰(湯気のように上昇させる)され濁なる水液は一時、膀胱に貯蔵され腎の臓からの氣化の働き(命令)で尿として排泄される。尿の排泄は腎の氣化の働きで発現する機能、腎の臓が尿道の開闔(開閉)の指示を出す=腎の氣が正常に機能しないと尿道開閉が機能せず、排尿困難や尿失禁、頻尿などの問題が起きやすくなる。

6:三焦

「名ありて形なし」=形状を特定し難い腑とされ、全身にくまなく分布した膜状の組織。衛氣(体外を巡る氣)・津液(水分)の通り道とされている。※西洋医学の「腹膜」の様なものと考えられる。

部分による分類の三焦=人体・胴体部分を上・中・下の三部に分ける意味があり、またその部分の働きなどを現わす上焦=心・肺・頭部、中焦=脾・胃、下焦=肝・腎・小腸・大腸・膀胱・生殖器 という部分に分かれる。

機能・働き

氣機の昇・降・出・入を司る=全身にくまなく分布した膜状の組織で衛氣(体外を巡る氣)の通り道とされ、全身に巡らされる。※体外を巡る氣=バリアのように防衛してくれる働き。

水液運行の通路=衛氣の通り道だけでなく、水液の通り道として水液を昇・降・出・入させる通路とされる。水液の生成・運行・代謝は様々な五臓六腑で行われるが、蒸気のように巡る通り道が三焦になる。

肩こりでお困りのみなさん!本格的な冬に入り寒さが厳しくなっていますのでくれぐれもお身体を冷やさないようにお気をつけてお過ごしください。風邪をひいて元々お持ちの症状が悪化されている方が増えております!

辛い症状からお身体を解放して優しく明るい“本来のあなた”を取り戻しましょう!

人間に遅すぎるという事はありません!「今日は残りの人生の最初の日」です!みなさんならできます!自分の人生を自分の手で創っていきましょう!

なさんを好調にして生涯現役でご自身の人生を楽しんでもらい、栃木を!日本を!世界を!良くしたいという野望を燃やす熱血院長でした。

参考図書:基礎中医学 燎原

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院長 福田 恵一